最上階に転落

惨憺たる喜劇であれ

煙とともに深呼吸する

何年ぶりかに煙草を吸った
嘘かも
3月に吸った気もする
2年前くらいから禁煙しているので
メビウスのメンソールレッドの五ミリはだいたい2年ぶりだ
うん、くそ不味い
私の身体に煙草は合わないのだな

今日、ゲオで大好きな邦画のDVDを借りてきた
パレードだ
もしこれを読んでいる人がいたら観てほしいと思う
パレードのレンタルDVDを観るから
煙草が吸いたいなと思ってさっきコンビニに買いにいってきた
これは悪いことだが帰りに歩き煙草をして
文章を書きたいなという気持ちになった
煙草は毒だ、頭にもやがかかって少し馬鹿になる
馬鹿になると私は文章が書きたくなる
一番文章を書いていた高校生のときに煙草は吸っていなかったので
本当は煙草なんか無くても文章は書ける
でも書きたくなるのは煙草を吸ったときだった
街灯の白い明かりに照らされる赤いタイルの道が暗くて
私の腰ほどの躑躅の深緑が不気味で
私はいつも空を見上げながら帰ってくる
怖いからだ、夜の外が
でも空を見上げると黒ではなく青が深くて
私はどうしても夜が嫌いになれない
一番好きな色が深い青色だからだ
それを見るがために夜にコンビニに行くのが好きだった
それでも怖いのは怖いので
私は台詞を考えながら歩いている
今日は素敵な台詞が浮かんだから
だから文章が書きたい
DVDも観るけど

ブログを書くのは好きだけど
文章を書いている気分にはならない
ものすごくフランクに書いている、というより
すべて私の台詞なので
地の文がないからかもしれない
私は台詞を書くときに労力を使わない
その代わり地の文では労力をとっても使う
少し苦しむくらいが文章を書いている気持ちになる
苦しくないから私はブログでは満たされない
でも楽しい、苦しくないからだ
苦しくても地の文を書きたい、書き終わったときの解放感が好きだから
さて、そろそろ書くといった文章を書いてこようと思う

またね